年金に期待できないとなると

 昨日、妻と二人で酒を飲みながら老後について話していた。

 私たちはもう40代中盤に差し掛かる。今は昔と違って年金が貰える年齢は65歳だから、私たちが年金を貰えるのは20年以上先になる。しかし、昨今の報道では、政府の有識者会議などでそろそろ年金の支給対象年齢を70歳まであげて支給額を下げなければ今の年金制度は持たないとのこと。10年もすれば年金の支給は70歳になっているだろう。

 厚労省では下のような漫画を作って年金は大丈夫だと説明しているが、私には全く大丈夫のようには思えない。

年金について説明している女性
出典 厚生労働省

 今後出生率が劇的に復活するとも思えないから状況は今よりさらに悪化するだろう。20年後には年金はもうもらえないと想定して人生設計をしておかなければいけないねと妻に言った。

 仮に60歳で定年退職したとしよう。子供はすでに巣立って夫婦二人。平均年齢の80歳まで生きるとして退職から20年の間、収入がないまま生きなければならない。夫婦二人で死ぬまでにいくら必要なのだろうか。

 家の固定資産税、車の保険や税金やガソリン代、食費、携帯代、光熱費やその他の雑費。お小遣いを考えなくても二人で生きていくだけでも20万円はかかる。もちろん慶弔費もあるし、医療費だって今よりもかかるだろうから、普通に考えて30万円はないと生活がおぼつかない。

 もしも、週に一回は外食をして、海外とまでは言わなくても月に一度ぐらいは国内で夫婦で温泉旅行をし、孫がくればお小遣いをやるなんていう悠々自適な生活をするには、月に40万ぐらいはかかるのだろう。年間500万円ぐらいになる計算だ。

 年間500万×20年間=1億円。

 どう考えたって普通のサラリーマンが定年退職した時に1億円の現金を持つのは不可能だろう。

 では、なぜ私たちの親たちが悠々自適な生活ができたのだろう。定年退職した時に親は1億円も持っていなかったはずだ。

 それは退職金と年金のおかげだ。私たちの親の世代は普通にサラリーマンをしていれば退職金で3000~4000万円を貰えた時代。そして、年金については60歳で定年退職したその次の月から月に30万円も貰えていたのだ。

 30万×12=年間360万。それが20年間で7200万。退職金の3000万を合わせれば1億円を超えてくる。だから普通にサラリーマンをやっていれば定年退職して悠々自適の生活が送れていたのだ。

 私たちは今とても難しい時代に生きている。退職金だってもうそんなにはもらえないだろう。そもそもいくらかでも貰えるかすら怪しい。それで年金が期待できなかったら、これはもう生きていけないではないか。

 別に人生を悲観的に見て嘆いているのではない。普通に計算するとこうなるのだ。

 妻と私で青くなった。これはなんとかしなくてはと。

 このことについては、また明日書こうと思います。

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