Early retirement(アーリーリタイアメント)

 今日はこれから会社の送別会だ。この時期飲み会が多いのは仕方ないが、平日だけでなく土曜まで飲み会というのはかなり疲れる。しかし、お世話になった人が退職するわけだし、行かないという選択肢はない。

 いや、行かないという選択肢がないというわけではなく、本当は行きたいのだ。実はその退職する先輩は、私とそんなに年は変わらない。まだ40代前半なのに退職する。

 そう、いわゆるEarly retirement(アーリーリタイアメント)というやつだ。直訳すると早期退職。早期退職というとリストラとか人員整理とかネガティブなイメージがあるかも知れないが(もちろん英語のearly retirmentにネガティブなイメージはない)、この先輩の場合はそうではない。

 Happy early retirement(ハッピーアーリーリタイアメント)なのだ。なぜそんなことをわざわざ英語で言うかというと、日本語にすると「若隠居」となって非常にかっこ悪い訳になってしまうのと(他に良い訳があったら教えて欲しい)、やはり少しネガティブな響きがあるからである。

 要は「もうお金を稼ぐ必要がないから働くのやーめた。あとはお金を気にせずに好きなことをして生きていこうっと。」という状態である。こうやって文章にしてもまたネガティブな響きがある。

 日本人は働かないということに対してとても否定的だ。だから働かないということを意味する日本語の言葉は、語感が否定的な雰囲気を纏いがちなのだろう。

 まあ、とにかく私の先輩は欧米でいうアーリーリタイアメントを達成した。欧米ではそれを達成することが幸せという価値観がある。すでに使い切れないほどのお金がありながら巨額の財産を求めて死ぬまで働き続ける大金持ちよりも、お金がなくて生きるために死ぬまで働き続けなくてはならない貧困層よりも、そこそこの財産を若い間にきちんと稼ぎ、あとはボランティアなどで社会に貢献したり、家族と過ごしたり、美味しいものを食べたり旅行をしたりというお金に囚われない生活をすることを目標とする人がとても多い。

 先輩もこれからそんな生活をするらしい。以前に少しだけ話を聞いたのだが、若い頃から不動産投資が好きで、給料を無駄遣いせずにしっかりと貯め、コツコツとマンションや戸建て、アパートなどを買っていったとのこと。そんなこと出来るのかなと当時は思ったが、所有している物件からの収入が給料の何倍もあるらしい。そりゃ仕事辞めるわけだ。私だって辞めると思う。

 ちょうどここ一か月ぐらい妻とお金の話をしていたし、身近にそんな若くして引退した人はいないので、今日の送別会でその先輩から話を聞くのを楽しみにしていたのだ。先輩から聞いた話はまたこの日記に書いていこうと思う。