酒の好み

 私は酒が好きである。酒と言うと日本酒を指すことも多いが、今言っているのはアルコール全般を指して酒と言っている。

 さて、その好きな酒の種類だが、あまり強い酒は好みではない。要は蒸留酒が好きではないのだ。醸造酒が好きなのである。

 蒸留酒と言えば、焼酎やウイスキー、テキーラやウォッカなどだが、いずれもあまり飲みたくない酒だ。もちろん、何もなければそれでも飲むのだが、飲む際はお茶や炭酸、ジュースなどで割って飲んでいる。なのでハイボールやウーロン杯などはよく店では飲む。どんなつまみにも合うからだ。

 好きな酒は日本酒、ワイン、ビールである。アルコールの度数は15度もないし、アルコールの味というよりは酒の味を楽しめるのが気に入っている。蒸留酒の場合はアルコールの味と酒の風味を味わう感じなのが好みではない。だから何かで割るとアルコールの度数も下がるし味もするようになるので美味しく飲めるのだ。

 さて、私は本物の酒飲みではないので、塩でも舐めてれば酒が飲めるということはない。酒と一緒にどんな料理を食べるのかがとても重要なのだ。なので洋食(ここで言う洋食とはイタリアンやフレンチなどを指す)を食べる時にはワイン、和食を食べる時には日本酒か日本のビール、中華を食べる時には紹興酒などを飲むことが多い。アメリカのピザを食べる時にはワインよりもアメリカのビールが合うし、やはりその土地の料理にはその土地の酒が合うのだ。

 さて、一つだけ酒を選べと言われたら何を選ぶだろう。ワインは大好きだが、これは早々にご退陣願うことになるだろう。日本で生きている限り日本酒や日本のビールに合う食べ物が多いからだ。冷ややっこやぬか漬けではワインは飲めないし、寿司にベストマッチはやはり日本酒だ。コロッケや肉じゃがだったらビールだし、餃子やキムチと一緒にワインはナシだろう。

 寿司や刺身にはワインだって合うという向きもあろうが、お米にお米で作った酢を混ぜたすし飯の上に刺身が乗っているのだから、お米で作った酒が合わないわけがない。最近はなにを食べるにもワインを飲む人がいるが私は嫌だな。寿司屋にワインが置いてあるのも、客が注文するから仕方ないのだろうけど、せっかく美味しい寿司を出すのにワインで食べたら勿体ない気がする。お金払って食べるのだからどんな酒を選んだって文句は言えないけどね。

 逆に考えて、フレンチやイタリアンで日本酒下さいって言ったらお店の人だって気分悪いと思うんだよね。そもそも料理にプライドあるだろうから日本酒を置いてはいないだろうけど。フレンチに行ってバターをたっぷり使った濃厚なソースに日本酒を合わせるなんて考えただけでも嫌な感じがしないかな。寿司屋でワインも同じレベル。

 ただ、絶対ワインが寿司に合わないというわけでもないことは百も承知している。日本酒に比べれば合わないというだけの話だ。ワインの中でもなんとか寿司に合うものを選んで飲むというのもありだが、日本酒だったら何を選んでも寿司に合わないものはない。なら普通に日本酒飲めばという話。

 話が脱線したが、そうなると日本酒とビールの一騎打ちになる。日本のビールならば寿司にも合うが、やはり日本酒がベストマッチなのは言うまでもないだろう。日本酒でポテトフライやメンチカツはいかにも食べづらい。冬に鍋やおでんをつつきながらぬる燗をクイってのも、夏の暑い盛りに冷たいビールをキューってのも捨てがたい。

 皆さんはどんな酒を選ぶだろうか。私はやっぱり日本酒を選ぶんじゃないかなと思う。

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