手袋の選び方

 イケてるおっさんはお洒落さんだ。手袋の選び方にも一家言ある。イケてないおっさんのみなさんも私のようなお洒落さんになるために私の手袋選びを参考にして頂ければ幸いだ。

 手袋の選び方を間違ってしまっている人をよく見るが、簡単なルールさえ覚えておけば間違えることはないのでご教示しよう。

 ツルツルにはモサモサ、モサモサにはツルツル

 以上だ。

 説明しよう。

 例えば革ジャンを着ているとする。革だから当然ツルツルしている。上着がツルツルしているのだから、手袋は毛糸のようなモサモサとしたものが合うのだ。

 例えばウールのコートを着ているとする。ウール(羊毛)で出来たスーツの表面はモサモサしているのでツルツルの革手袋が合う。

 本当にこれだけなのだ。

 想像してみて欲しい。冬の夜、スーツの上にコートを羽織って彼女と予約したレストランに向かう男には当然革の手袋が合うだろう。逆に厳寒の吹雪の中、B-3の様なボマージャケットにツルツルとした薄い革の手袋が合うだろうか?

 ツルツルにはモサモサ、モサモサにはツルツル

 覚えておくと良いだろう。

 しかし、私がこんなにもお洒落さんなのに誰も気が付いてくれないのは寂しい限りだ。腹さえ出ていなければ会社の女の子たちだって私がお洒落だと気付いてくれると思うのだが...

 あ、手袋の色は靴の色と合わせると良い。スーツとコートに黒のストレートチップを履き、茶色の毛糸の手袋をしていたら目も当てられない。

 ちなみにスーツに合わせるならDENTSが良い。イギリス製でちとお高いが、つけたまま新聞がめくれるというぐらいのフィット感を誇る英国王室ご用達の手袋だ。この手袋をして朝職場に向かいながら歩いている時に、庶務課の可愛い子ちゃんがあなたを見かけるところを想像してもらいたい。可愛いあの子の目がハートになるのは必定だ。

 本当に不思議なのは、女の子が私を見ても誰一人目がハートにならないことだ。世界七不思議の一つに数えてもどこからも文句は出ないと思う。