キャピタルゲインとインカムゲイン

 昨日書いたキャピタルゲインとインカムゲインについてもう少し書こうと思う。

 先輩は、安定的に収入が見込めるインカムゲインを狙うという戦略を取った。しかし、キャピタルゲインにもメリットはある。キャピタルゲインは波に乗れば一気に資産を増やすことが出来るのだ。

 株で考えてみよう。500円だった株が急騰し、三か月で倍の1000円になったなんてことは珍しいことではない。特に全体的に景気が良くて株価が上昇局面ある時などはそんなことは普通に起こり得る。キャピタルゲインは爆発的に資産を増やせる可能性があるのだ。

 仮に株をインカムゲイン目的で持っていたとしよう。配当金が年間1%だとすると倍になるのに100年かかる。30歳でその株を買っても倍に増える130歳まで人生が続く人はいない。インカムゲインは遅いのだ。

 株式投資と同様、不動産投資にもキャピタルゲインを狙うやり方とインカムゲインを狙うやり方の二通りがある。

 物件を買って値上がりしたらそれを売却して利益を得るのがキャピタルゲイン。昔の人は不動産投資というとこれをイメージすることが多い。バブルの頃なんてのは土地ころがしなんて言葉もあったぐらい、とにかく買って売って買って売ってを繰り返して短期間で莫大な財産を築き上げた人たちがたくさんいた。バブルが弾けるとみんな飛んでしまったけど。

 一方、物件を買ってそれを人に貸して家賃を貰うのがインカムゲイン。物件の値段が上がろうが下がろうが売らずに家賃を貰い続けるのだ。

 株式投資と一緒で、不動産の物件価格は景気に連動して短期間で上下する。リーマンショックの時に物件価格は地方だけでなく東京でも大きく下がったが、それから10年近く経った今は価格が倍以上になっている物件は東京では全く珍しくない。

 しかし、リーマンショックの時に比べて家賃が倍になっている物件は私が知る限りない(オフィスや店舗などを除く)。5万円で借りていたワンルームが10年経ったら10万円になったということはないのだ。

 逆に、バブルの頃1億円もしていた物件が数年で3000万にもならないなんてことはいくらでもあったが、家賃10万円だった家がバブルが弾けたら家賃が2万5千円になったなんてこともない。インカムゲインは安定しているのだ。