立ち食いの蕎麦

 おっさんは東京生まれの東京育ちなので蕎麦が大好きである。

 なので、よく駅の立ち食い蕎麦なども食べる。昔の立ち食い蕎麦はひどかったんだよね。どうやったらあんなに不味い蕎麦を出せるのかというぐらい不味かった。安かろう不味かろうの見本みたいな感じ。

 でもさ、最近の立ち食い蕎麦は美味しいんだよね。

 いや、もちろん、普通の蕎麦屋が出す一枚800円もする蕎麦よりは美味しくないよ。でも、ざる一枚350円とかかけ一杯250円とかの蕎麦でここまで美味しくなったのかと、昔の立ち食い蕎麦を知っている人間からすると驚異の美味しさなのだ。

 メニューも豊富だしさ、店内も綺麗だしさ、もう昔の立ち食い蕎麦のイメージはないよね。

 これ、飲食店のほとんどに当てはまるような気がするよ。

 おっさんが若い頃のイタリアンとかフレンチのレストランなんて東京の本当に一部の高級店を除けば、ほとんどいい加減だったもんね。今は、本場イタリアやフランスに修行に行ったシェフ達が本場の料理を出している店なんてたくさんあって、それが特に売りにもなっていないぐらい。

 ピザだって、昔はナポリピザなんてなかったよ。20年ぐらい前になってやっと少し本場のと同様のナポリピザを東京で出す店がいくつか出てきたぐらいでさ。あとはシェーキーズのピザだもん。

 ファミレスも酷かったしね。おっさんが子供の頃のすかいらーくなんて今のガストよりも全然美味しくないハンバーグが800円ぐらしてて、ライスのセットにしたら千数百円ぐらいは取っていたと思う。

 飲食店をやっている人たちは大変だと思うな。レベルは上がって値段は下がってるんだもんね。私たち消費者には良い時代になったとは思うけどさ。

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